熊野寮に機動隊が！？出動の理由は何？

熊野寮にまた機動隊が出動したという事で話題になっています。

しかし、熊野寮と聞いただけでピンと来る人の方が少ないかもしれません。

ですので、今回は熊野寮と機動隊出動の理由について迫っていきましょう。

そもそも熊野寮というのは京都大学が所有している学生寮の事なのです。

京都大学と言えば変わった人が多いというイメージがありますよね。

京都大学には寮が4つほどありますが、機動隊が入って来るのはこの熊野寮に集中しているのだとか。

その理由というのは過激な学生運動があります。

・中核派の存在

この熊野寮には中核派と呼ばれる人たちがいるのだそうです。

そして、中核派はバリケードを作って機動隊の侵入を阻んだり、過激な演説をしてみたり、大学側に対して抗議や闘争を繰り広げています。

こうした経緯があり、大学側が手に負えずに警察に頼るので機動隊が出動するという事なのです。

さて、ここで気になるのは中核派とは何なのか？　という事ですね。

そもそも中核派というのは革命的共産主義者同盟全国委員会の略称です。

新左翼と呼ばれる人達であり、70年安保を主導した過激派とされています。

もちろん、公安からマークされている組織です。

昭和30年代に日本共産党を除名されたり、離党した人たちが日本共産党に代わり暴力による共産主義革命を起こす目的で誕生したと言われています。

堅苦しい説明が多くなりましたが、危ない人達だと思っていて良いかもしれませんね。

・京大生からどう思われている？

一般の京大生からはやはり煙たがられてしまう事があるそうですね。

主義主張に関しては自由だけれど、人に迷惑を掛けるのはやり過ぎだという声があるようです。

至極当然のご意見だと思いますが、特定の思想に傾倒してしまうとそれも難しいのかもしれませんね。

しかし、熊野寮には良いところ？　もあります。

こちらが熊野寮のレジェンドと呼ばれている学生です。

もちろん、今は卒業されていますが、こうした一風変わっている人がいるというのも魅力だといって良いでしょう。

・まとめ

中核派というのはもう滅んだものだと思っていましたが、いるにはいるんですね。

今日日、過激な思想が日本で通用するとは思いませんが、それでも滅びないところに強さを感じます。

何はともあれ、穏やかに事を進めて欲しいものです。