豚コレラの症状って？　人に感染する？　しない？

岐阜県内において養豚場内にて豚コレラに感染している豚が見つかったというニュースが流れています。

私たちの口に入るものでもありますから、こうしたニュースには敏感になってしまいますね。

そこで今回は豚コレラの特徴や、人に感染するか否かについて記事をまとめてみます。

大切な事なので最初と最後に書きますが、豚コレラは人間へ感染するものではありません。

あくまでも豚やイノシシに感染するものなので、私たちの健康には被害がないと思って良いでしょう。

さて、まずは豚コレラの特徴から見ていきましょう。

・豚コレラの特徴

農業・食品産業技術総合研究機構によると、豚コレラは死亡率が高い半面で特徴的な臨床症状がないとされています。

発熱、食欲不振、うづくまる、群れで買っている場合には体を寄せ合う、嗜眠、元気消失などの症状が見られます。

便秘に次ぐ下痢や麻痺、四肢の痙攣、奇声などの症状が出て来るようになると死亡する個体も出て来るそうです。

感染力に関しては強いものがありますから、早期発見をして素早く対処する必要があるとされています。

・人が罹るコレラの特徴は？

私たちが耳にして恐怖を覚えるのは、人間に感染するコレラです。

コレラとは激しい下痢を伴い、腸管感染症の事であり死に至る場合もあります。

昔の日本ではコレラはコロリと呼ばれていた場合もあるのです。

感染するとコロリと死んでしまう事からその名前が付いたという逸話もあります。

現在でも世界の一部地域ではコレラに感染する危険性があるとして、海外旅行客などに対して予防を徹底するようにと呼びかけがされていますね。

現在では治療法も確立されていますので、命に関わる場合は少なくなっていますが、それでも予防するに越したことはありません。

未処理の水を飲んだり、加熱調理が不十分な食べ物を摂取したり、生のものを食べるのは危険だとされています。

・まとめ

今回、岐阜県で発生したのは豚コレラであり、人間に感染するものではありません。

その点に関しては踏まえておく必要があるでしょう。

風評被害によって酪農家の経済に打撃が加わらない事を祈ります。