フランスとイギリスがホタテで戦争？　嘘のような戦争のきっかけとは？

みなさん、戦争というと非常に悲惨なものを想像しますよね？

しかし、今回イギリスとフランスの間で起きた紛争は冗談のようなきっかけで始まったのです。

また歴史を振り返ってみると、さらに嘘のような理由で始まった戦争がいくつもあります。

今回は戦争の発端になった意外な出来事についてまとめていきます。

まずは最初に今回イギリスとフランスの間で起きた紛争の原因から見ていきましょう。

なんときっかけはホタテなのです。

そう、あのホタテ、よくスーパーなどで見る美味しい貝の事です。

フランスとイギリスの漁船がノルマンディー沖合22キロの場所で衝突し、罵声を浴びせたり意志、発煙弾を投げるなどの紛争が起きました。

英仏間では何と15年もホタテをめぐって緊張関係が持続しているのだとか。

5年前からイギリスはこの海域でより多くの漁業権を得る代わりに大型漁船が入れない決まりになっています。

その反面、フランスではホタテの漁獲が10月1日から翌年5月15日までと制限が掛かっています。

しかし、フランス側が特にこの取り決めに反対していて、取り決め拒否を始めたのだそうです。

これによって今回の衝突が起きてしまいました。

・嘘のような出来事から始まった戦争

世界の歴史では嘘のようなきっかけから始まった戦争があります。

たとえば、1969年から始まったサッカー戦争。

戦ったのはエルサルバドルとホンジュラスです。

元々、両国は経済、移民、領土などの問題で緊張関係を持っていました。

1970年から始まるWカップの予選でエルサルバドルとホンジュラスが対決、準決勝で対決する事になりました。

そして、1969年6月8日にホンジュラスがエルサルバドルに勝利したのですが、これをきっかけにしてエルサルバドルのサッカーファンでもある18歳の女性が自殺してしまったのです。

この女性の葬儀には何と大統領が参加するという異例ぶり。

6月15日に行われた試合で今度はエルサルバドルが勝利すると、ホンジュラスのサポーターが暴行を受けて死亡。

その後、6月27日に行われた試合でエルサルバドルが辛勝すると、7月3日になんとホンジュラス軍がエルサルバドルに空爆をした事から戦争がはじまりました。

・まだある嘘のような出来事から始まった戦争

野良犬と野遊びが戦争に繋がった事もあります。

時期は1925年、ブルガリアとギリシャが起こした戦争のきっかけは、野良犬と遊んでいたギリシャ兵が領土侵犯し、ブルガリア兵に銃撃されたことから始まったのです。

また豚がきっかけになって戦争が起こりかけた事もあります。

これはアメリカとイギリスの間で起きた出来事です。

当時、ジャガイモ農家をしていた男性の庭で豚がジャガイモを食べていたのだそうです。

それを見て豚を射殺したのですが、豚の持ち主はアイルランド人。

お互いにアメリカとイギリスを後ろ盾にした事から、外交問題に発展し戦争しかけた経緯があります。

・まとめ

冗談のような出来事がきっかけになって戦争にまで発展するのは、現実がそれだけ複雑怪奇だという証明ですね。

たかがホタテ、たかが豚、たかが野良犬、たかがサッカーと侮っていると、問題が深刻化してしまいます。

ですから、早い段階で鎮静化するよう工夫する事が求められるでしょう。