懲役23年求刑の煽り運転！懲役20年以上の罪ってどれくらいヤバイの？

東名高速道路で「煽り運転」を受けた夫婦が死亡したという事件について、無職の石橋容疑者に対して懲役23年が求刑されました。

世間の声を聴いてみると死刑でも良いと思う人もいるようですね。

さて、今回は求刑が懲役23年となっていますが、これはどのくらいの罪の重さなのでしょうか？

今回は懲役23年の重さについて迫っていこうと思います。

・懲役年数の決まり方

懲役の年数というのはもちろん犯した罪がどのようなものかに依ります。

しかし、それだけではありません。

その罪の悪質性や社会に対する影響なども十分に加味されるのです。

例えば殺人罪を見てみると法律上は「死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する」と書かれています。

しかし、同じ殺人罪であっても最初から執行猶予が付いたものもあります。

京都認知症母殺害心中未遂事件では認知症の母を救おうと懸命に努力した末、心中するしかなくなった息子に対して殺人罪ではありますが執行猶予が付いたのです。

ですので、罪そのものもそうなのですが、その悪質さや社会に対する影響などによって求刑される年数が大きく左右されると思って良いでしょう。

今回、東名高速道路で起きた事件は大変に悪質であり、求刑が23年となるのも全くおかしいとは思えません。

・懲役20年を越える罪

懲役20年を越える罪は相当重いものだと思って間違いありません。

2005年から10年の間の情報になりますが、懲役20から30年の罪を見てみると

殺人罪54件、強盗殺人12件、強盗致死3件、強盗殺人未遂3件、殺人未遂2件、危険運転致死罪2件となっています。

参考　http://www.geocities.jp/masakari5910/satsujinjiken_yuuki.html

基本的には人を殺した場合だと思って良いのですが、その悪質性などが反映されているのでしょう。

今回、東名高速で起きた事件は悪質性で言えば相当なものがあります。

もっと重くても良いと思う人もいるのもうなずけますね。

身勝手な理由で逆上し、子供も前で両親を奪ったという事件ですから許せる理由はありませんよね。

取材したいなら30万円から受け付けるという内容の手紙も、国民感情を悪い意味で刺激したと言えます。

反省の色がないように思われても仕方ありませんね。

・まとめ

本当に悲しい事件だと思いますが、起きてしまったものをなくすことは出来ません。

個人的には残された子供たちが出来得る限り健やかに育ってもらいたいと思います。

事件の被害者としての面はもちろんありますが、それだけではなく誰かの恋人や友人として充実した生活を送ってもらいたいです。